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世界中が気づかない温暖化の主犯は黒い煙

ドイツのテレビ局ZDFがCO2が増えたと話しているとき、背景の煙突から出ている煙の先が黒くなっていました。
CO2より桁違いに温暖化を促進している黒い煙です。
気候変動対策を話し合う国連の会議COP29は、温暖化対策として、温暖化ガスを減らす議論をしましたが、CO2と一緒に出る黒いチリを減らす議論はしませんでした。
炭素のチリはゼロにできるのに、それは考えていないのです。
真っ黒い煙を、今、圧倒的に多く出しているのはインドです。
首都ニューデリーでは、11月に大スモッグが発生して、1年から9年までの生徒は学校に来させず、オンライン授業です。
15年前に「世界最悪」と言われた中国の大気汚染は改善しましたが、PM2.5以上の大きなチリを取るように規制しただけなので、上空に舞い上がっていたPM2.5以下の小さなチリは増え続け、太陽エネルギーを吸収して、地球の大気を温暖化させ続けています。
炭素の黒いチリを製鉄所や発電所で大量に出している中国とインドに、煙突から出ているチリをゼロにさせないと地球温暖化は進み続けます。